2009年1月5日

シナジーメディア株式会社

凸版印刷株式会社

 

ICカードを利用したマーケティングサービス「ハニタッチSELECT」がNFC対応可能に！

〜NFCに対応した様々なICカードへのサービスを実現〜

凸版印刷株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：足立直樹、以下凸版印刷）と シナジーメディア株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：佐藤正一、以下シナジーメディア）は、非接触ICカードを使って会員獲得や接触機会の創出、顧客分析をサポートするためのマーケティングサービスである、「ハニタッチSELECT」にNear Field Communication（以下 NFC）対応（＊１）を可能とした新サービスを共同で開発しました。これにより、FeliCa（＊２）方式以外の非接触ICカードへの対応が可能となり、幅広いサービスが展開できるようになります。

このサービスを、2009年春より、主に流通業界などを対象に販売を開始します。

シナジーメディアは、2007年から「ハニタッチ」のサービスを提供、ICカード乗車券や電子マネーに採用されているFeliCa方式の非接触ICカードを端末にかざすだけで、顧客にポイント付与やクーポンの発行などができる仕組みを提供しています。また、2008年10月には、凸版印刷とシナジーメディアが共同で、カードサービス事業者の要望に応じたカードの識別設定を可能とした「ハニタッチ SELECT」を販売開始しています。

今回、「ハニタッチSELECT」にNFC機能を追加することにより、これまでのFeliCa方式の非接触ICカードだけではなく、ヨーロッパ等で広く普及しているMifare（＊３）方式の非接触ICカードや、住民基本台帳カードに採用されているTypeB方式の非接触型ICカードも利用可能となります。

また、今回のNFC対応にあわせて、FeliCa判別機能の強化を予定しています。本対応により、FeliCaに入っているID番号を読み取り、特定のIDに対してサービスを提供するなど、これまで以上にFeliCaカードを細かく判別することができるようになるため、よりきめ細かいサービスの展開が可能となります。

「ハニタッチSELECT」導入事例
Copyright 2009 TOPPAN PRINTING CO., LTD.

＜背景＞

これまで、ICカード乗車券や電子マネーなどの非接触ICカードは、FeliCa方式が中心に採用されており、ここ数年で大きく利用数が増加しています。さらに、昨今では、市場の拡大に伴い、海外で実績が多いMifare方式や、日本の公共系のカードで採用されているTypeB方式など、FeliCa方式以外のICカードの利用も増えてきています。

＜今回の機能拡張＞

今回の機能拡張は以下の2点となります。

1. ICカードの読み取り部であるICカードリーダライタおよび搭載ソフトウェアを、NFC対応にバージョンアップ。FeliCa方式だけでなく、Mifare方式とTypeB方式にも対応可能になります。

2. ソフトウェアのバージョンアップにより、FeliCa方式については、さらに詳細なID情報も判別可能になります。

＜両社の役割＞

凸版印刷 ：NFC機能の開発、サービス販売、保守

シナジーメディア：機器の提供、ASPサービスおよび通信環境提供、サービス販売、保守

＜目標採用社数＞ 2009年度：5社 2010年度：15社 2011年度：30社

＜販売価格＞ 約100万円〜

※標準機能を使い、端末5台で短期キャンペーンを行った場合

＜売上目標＞ 2009年度：1億円 2010年度：3億円 2011年度：5億円

＊ １ NFCとは、13.56MHz帯の周波数を利用した近距離無線通信規格です。

＊ ２ FeliCaは、ソニー株式会社が開発した技術方式で、ソニー株式会社の登録商標です。

＊ ３ Mifareは、NXPセミコンダクターズ社の登録商標です。

以上

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◆シナジーメディア株式会社 業務支援グループ

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